震災等災害時における避難及び緊急連絡について

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、津波により甚大な被害が出ました。私たちは、この東日本大震災から大きな教訓を得ました。さらに、平成28年4月には熊本地震、平成30年9月には北海道胆振地方中東部地震が発生しました。大事な子どもの命を預かる幼稚園は、どんな準備をして、どんな対応をとれば安全に避難できるかを考える機会となりました。

 想定されることを最大限に予測して、対策を講じていくことが大切だと改めて認識しています。

 本地域は活断層及びプレート境界域起源の地震による被害の少ない地域でありますが、大正3年の桜島の大噴火では、噴火から約8時間後にM7.1の地震が発生し、その後に小規模な津波が発生しております。日本有数の活火山を有する鹿児島市においては、地震に伴う津波被害に限らず、桜島の大噴火や海底噴火に伴う津波の可能性もあることから、その対策を講じる必要があります。

 そこで、震災等災害時における避難及び緊急連絡について、以下の通りにまとめましたので、御理解と御協力をお願い申し上げます。

1 予想される地震・津波

 鹿児島市防災計画によると鹿児島湾直下地震でM7.1、震度6弱で震源断層は長さ23km、幅12kmと想定されています。津波は最大1.8mで10分以内に到達すると予測しています。鹿児島湾沿岸で液状化が発生し、木造家屋の被害が大きく、電気・水道、道路などのライフラインが影響を受けると予測しています。

2 幼稚園が置かれている位置と状況

 本園の標高は、5~10mの範囲内で、沿岸からの直線距離は800mです。北側に稲荷川が流れています。園児の大半は、標高2~15m地域の徒歩圏内に居住しています。

3 想定される被害

 地震の規模や地理的状況から本幼稚園が受ける被害予測として、次のようなことが考えられます。

(1) 園舎

 園舎は、耐震基準を満たした、鉄筋コンクリートの3階建て(屋上まで7.2m)です。強い揺れに対して、園舎内の備品などが倒れてくる可能性はあります。地震後発生した津波の遡上によって、園周辺あるいは園庭まで浸水してくる可能性が予測されます。

(2) 登降園中

 通園バス送迎時もしくは徒歩降園時、地震によって電柱や道路の損壊、交通渋滞、津波の遡上などによる大きな支障が出ると予測されます。

(3) 帰宅困難

 園内外の建物の損壊や津波などの浸水、道路の損壊によって職員の引率による徒歩降園及び通園バスの運行が不可能のなること、さらに交通網が機能せず保護者の迎えができなくなることが予測されます。

4 非常災害時(地震)の対応

在園時

避難所へ避難

登降園時

帰宅(原則)

在宅時

休園

5 家庭への連絡方法

(1) メール連絡網

 入園当初に各自で登録していただく、一斉メール(セコム)にて連絡します。必ずURLを開き、返信してください。

(2) 電話連絡網

 各クラスの電話連絡網で連絡します。電話に出ることができない場合は、メッセージを残すことができるように必ず留守番電話設定にしてください。

(3) 災害伝言ダイヤル「171」の利用

 大規模災害による電話利用の増加により、災害伝言ダイヤルが開始された場合は、これらを利用します。

6 園児引き渡し表

 本園では、災害時お子様の引き渡しに別紙の「災害時園児引き渡し表」を使用します。この表は、災害時に、園児を無事に保護者へ引き渡すことを目的としています。

7 災害発生時の避難場所(園児の引き渡し方法)

(1) 災害発生時、本園職員が避難誘導に当たり、避難場所にて保護者のお迎えを待っています。指定の避難場所へ直接迎えにお越しください。
(2) 防犯上、引き渡し表に記載された保護者及び保護者にかわる迎えの方だけに園児を引き渡します。
(3) 園児引き取りの際、職員のお顔による確認が不可能な場合は、身分証明書による本人確認をさせていただく場合がありますので、御了承ください。
(4) お引き取りの際、名簿にサインをいただきますので、無断で連れ帰ることのないようにお願いいたします。

8 避難場所

(1) 第一避難場所   共立幼稚園園舎及び屋上(地震の場合は、若宮公園)
(2) 第二避難場所   鹿児島市立大龍小学校

 ※ 園外保育時は、帰園可能な場合は本園まで帰ってきます。帰園困難と判断した場合は最寄りの避難所に直接移動します。移動場所についてはメールでお知らせします。この方法が使えない時は、災害伝言ダイヤルで確認してください。

9 備蓄

(1) 園が用意するもの(倉庫保管)  飲料水・固形食・救急セット・簡易トイレ 等
(2) 個人で用意するもの(個人ロッカー保管) 飲料水・固形食 等

令和2年10月8日
幼稚園型認定こども園 共立幼稚園
園長 室屋 賢三